蔵元曰く二大看板の一つ!
~南部美人~
創業は明治35年。創業当時は別銘柄でしたが、綺麗で美しい酒を目指す想いと、岩手県二戸市が南部の国と呼ばれていたことから、地名と酒質のイメージで銘酒「南部美人」が昭和26年に誕生しました。
~世界中で~
アメリカをはじめ海外での評価も非常に高く、2007年度からは日本航空のファーストクラスで採用され日本代表の地酒として飲まれており、現在では20カ国以上へ輸出され、世界中で南部美人が愛飲されています。
~新時代~
新しいタイプの酒蔵として「飲んだ時に笑顔の溢れる太陽の様な酒」を目指し、走り続ける今後の動向に耳目が集まる若き蔵元です。
~特別純米酒~
五代目、久慈浩介氏曰く『南部美人の主力となる二大看板の一つで究極の食中酒』。岩手県産酒造好適米「ぎんおとめ」を原料に、狙った通りの味に仕上げた特別純米酒。酒米の旨みを最大限に引き出し、引き際に感じる辛さが全体をまとめ、とても飲みやすい万能食中酒です。
DATA | |
---|---|
原料米 | ぎんおとめ |
アルコール度数 | 15~16度 |
精米歩合 | 55% |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.5 |
容量 | 1800ml |
南部美人を語る上で外せないのが、平成4年に国の卓越技能者「現代の名工」に選ばれた南部杜氏の山口 一 杜氏です。
山口杜氏は、南部杜氏自醸酒鑑評会において、連続50回以上優等賞に入り、
特に昭和54年、55年には連続して首席となり、大蔵大臣賞を受賞しました。
また東北鑑評会、全国鑑評会では多数の金賞を受賞、世界の酒類コンクールであるモンドセレクションでは、
97年~2001年には5年連続してゴールドメダルを受賞(グランドゴールドメダル)、
そして平成12酒造年度には岩手県新酒鑑評会で「県知事賞」、
第84回南部杜氏自醸清酒鑑評会で「首席第一位大蔵大臣杯」、
全国新酒鑑評会で「金賞」の三冠に輝いたベテラン杜氏です。
山口杜氏は「麹が酒造りの全て」という哲学で、麹の風味を大事にする南部杜氏の伝統をかたくなに守り続けており、
「南部美人」も単純な辛口指向に満足せず気品のある香りと芳醇な酒質を備えた吟醸造りに徹しています。
山口杜氏亡きあとは、生え抜きの副杜氏として技術を継承した松森淳次氏が杜氏に就任し、
若き五代目蔵元久慈浩介氏と平均年齢32歳の若手蔵人が
「伝統の技と若き情熱と力の融合」を目指して究極の酒造りに挑戦中です。
その結果、2007年度第1回インターナショナルサケチャレンジにおいて見事第1位のトロフィーを受賞するなど、
ほかの鑑評会も含めて、輝かしい成績を残しております。