~来福入門酒~
来福酒造では約10種類の酒造好適米と約7種類の酵母を組み合わせ、日本酒を醸しており、広島県産「八反35号」と「アベリアの花酵母」で造られたのが今回ご紹介する、来福酒造基本の1本『来福 八反 純米吟醸生原酒』。あまり聞き慣れない酒米ですが、来福酒造を知る上で外せない銘柄です。
~酒米×酵母~
第一印象は迸るようなフレッシュでジューシーさ。広島県産「八反35号」の優しい酸味とやわらかい旨み、「アベリアの花酵母」の特徴である甘味を感じる香り。いい酒米がいい麹を造り、いい酵母とミックスされ銘酒は生まれるという来福酒造の確固たる想いが感じ取れます。
~茨城地酒~
多彩なお客様からのリピート率も高く、大変人気がある茨城県の地酒です。雄大な筑波山麓で仕込まれた伝統の味をぜひ一度味わってみてください。
DATA | |
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原料米 | 八反35号 |
アルコール度数 | 17度 |
精米歩合 | 50% |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.4 |
容量 | 1800ml |
来福酒造は西暦1716年(享保元年)創業。
創業当時からの銘柄「来福」は俳句の“福や来む 笑う上戸の 門の松”に由来するものです。
現在の当主は十代目の藤村俊文氏。
自分の目指す酒を造るために、徹底した酒米のこだわりと
自然界の花から清酒酵母を純粋分離した「花酵母」を使うなどの改革を図り
全国の地酒ファンから注目されているユニークな蔵元です。
その酒造りは特定名称酒、特に吟醸造りにおいて伝統の技と多種多様な酒米、
酵母の組み合わせで個性豊かな日本酒を生みだし続けています。
東京農業大学の花酵母研究会会員として活躍する若き蔵元は
毎年何かしらの物語を提供していけるような酒を造ろうと常に新しい酒造りを心がけています。