蔵の実力を知らしめた代表作!
~来福酒造~
来福酒造は1716(享保元年)に創業、約300年の歴史を持つ酒蔵です。江戸幕府にお酒を納める為、茨城の地で創業したと言われており、銘柄名は俳句の「福や来む 笑う土戸の 門の松」に由来しています。
~愛山~
愛山は十四代で有名な高木酒造が酒造りで用い有名になりました。生産量自体が少なく、幻の酒米とも言われていますが、来福酒造は契約栽培で酒米を確保している為、この価格が実現。全国でも愛山で醸す蔵元は少なく、茨城県では来福酒造だけです。
~生原酒~
この生原酒の愛山、来福酒造にしては上立ち香がかなり控えめです。控えめな吟醸香を楽しみながら口に含むと、口中に愛山本来の旨みが溢れ、酸味も少なく甘味が膨らむ。このはっきりとした味わいが「来福愛山」の魅力です。
DATA | |
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原料米 | 愛山 |
アルコール度数 | 17度 |
精米歩合 | 50% |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.2 |
容量 | 1800ml |
現在の当主は十代目の藤村俊文氏。
自分の目指す酒を造るために、徹底した酒米のこだわりと自然界の花から清酒酵母を純粋分離した「花酵母」を使うなどの改革を図り
全国の地酒ファンから注目されているユニークな蔵元です。
その酒造りは特定名称酒、特に吟醸造りにおいて伝統の技と多種多様な酒米、
酵母の組み合わせで個性豊かな日本酒を生みだし続けています。
東京農業大学の花酵母研究会会員として活躍する若き蔵元は
毎年何かしらの物語を提供していけるような酒を造ろうと常に新しい酒造りを心がけています。